今回はサイトタイトルとは大きく離れ恋愛が全く絡まない話になります。
一つの企業に生涯勤めるという事自体が当たり前ではなくなり、そうしたくてもできないかもしれない。
そんな時代になりましたね。
今は新卒から40代や50代まで一つの大企業に勤めていたとしても、時として転職を考えなければならない事態が発生することを覚悟しておく必要があるのです。
実際、私の知り合いの方の中にも、大手銀行の希望退職に同意して転職をすることになった50代の方がいらっしゃいます。
今回はミドルエイジが「転職」を考える際の選択肢の一つ、「起業」を選択する時に注意しておかなければならない事を書いていきます。
起業する事で失うもの
起業をする事で、失うものの中で何が一番大きいかといえばやはりこれでしょう。
「社会的信用」です。
会社の看板や肩書きは会社から離れればその価値の重さに気付きます。
これはある程度の地位になっていることの多いミドルエイジだからこそ、余計にそのギャップの開きを痛感することになると思います。
社長だから偉いはあったとしても、社長だから社会的に信用できるかといえばそんな事はありません。
社長と言うだけでチヤホヤしてくれるのは、あなたにお金をくれる人ではなく、あなたのお金に期待する人なのですから。
言ってしまえば社長なんて無職の次になりやすいものです。
今日からビジネス始めるわって言ってしまうだけでその方はもう社長です。
そのため、社会的な信用を得るには、どれだけビジネスで安定的な収益を上げているかが重要になります。
これは今いくら銀行に預金があったとしてもそうです。
全てキャッシュで精算するのでなければ、そこから預金が減る保証はあっても、増えるという保証がないため信用はありません。
そのため、辞める前に信用が必要な手続きはすましておきたいですね。
起業する際に必要なものをしっかり管理しよう
いわゆる起業をする際に必要なものといえば「お金」「人脈」「リスト」です。
この三つのものを勤めている時に用意できていれば、優位に事業をスタートする事が可能です。
ですが、人脈もリストも鮮度が大切です。
リストは定期的に更新していたものでなければ、はっきりいって使い物になりませんし、人脈と言っても、もしかすれば以前の会社の肩書きがあるから維持できていただけの人脈かもしれません。
また、人脈に関して言えばミドルエイジならではの注意する事もあります。
会社にいる間は近い役職や年代とだけ人脈を築いていた方も、会社を一旦離れた時に、実際に必要だった人脈は部下だったりといった現場で働き盛りの若い世代だったという例が実際にあります。
ですので、人脈は特定の世代とだけ築くのではなく、世代の幅を広げて築いておくのが望ましいですね。
また、一歩外に出ればこれまで常識だと思っていた事が、いかにおかしい事だったかを知る機会もあるかと思います。
ミドルエイジになると経験も豊富なだけに、逆にその経験が邪魔をしてしまい、どうしても柔軟な発想ができなくなります。
これまでの常識を捨てて柔軟な思考を持っていく事が大切です。
まとめ
今回はミドルエイジが起業する際のちょっとした注意点について書いてきました。
よく言われることに解雇をきっかけに起業すると失敗すると言われます。
それは何と言っても「お金」「人脈」「リスト」が万全な状態になっていないからですね。
そんな状態で一から事業を考え、やっていく。
万全な状態であっても事業を軌道に乗せるという事は大変なのに、それが準備からとなっては失敗するのも当たり前です。
雇う側としてはあまり嬉しいものではありませんが、生涯雇用が当たり前ではなくなった時代だからこそ、普段から虎視淡々と準備していく事が大切です。
まさかに備えて会社勤めと並行して事業を行っていく方法もありですよ。
会社の規約などがあっても関係ない、ホームカンパニーを作ったりといった方法も取れますから。
もし、こういった内容が気になったら飲み会の最中にでもスタッフに聞いてみてください。
アドバイスさせていただきます。